名取アーカイブ

昭和61年8月洪水(台風10号)

概要

昭和61年8月5日水害、

本文

昭和61年8月1日にルソン島の東で発生した台風10号は、南西諸島東海上を北東に進み、8月4日午前9時には室戸岬南方付近に達し、毎時55kmの速い速度でさらに北東に進み、4日午後9時に石廊崎の南で温帯低気圧に変わったものの、勢力を維持しながら房総半島ををかすめ、6日午前9時に仙台湾沖に達しました。
宮城県では、台風の北上に伴い4日8時頃から雨が降り始め、台風前面の雲に吹き込む東風により海上から大量の水分が補給されたことから雨は5日の午後まで降り続き、仙台での降り始めからの雨量は400mmを超えました。
台風10号による各地の連続雨量は太平洋沿岸部を中心にして、300mmを超え、特に仙台市以南地区は400mmを超えました。
仙台市における連続雨量402mmは、昭和23年9月のアイオン台風時の 351mmを上回り、明治21年観測開始以来の過去最大となり、過去のデータから推測すると約200年に一度の大雨と考えられています。(みやぎ水害記録集より引用)

撮影年月

https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kasen/suigai-s61-taihuu10gou.html

撮影者

1986

写真提供者

名取市