【本書:はじめに】 名取市増田にある増田商店街は、名取市の中心に位置し、かつての奥州街道が通る商業と賑わいの拠点でした。現在でも各商店が営業を続けており、往時の面影を残す懐かしい商店街として、地域の人々に親しまれています。 昨年度、私たちは「名取市学生提案型まちづくり事業」において、増田の町を古地図と照らし合わせながら歩くことのできる「増田商店街まちあるきマップ」を作成しました。 このマップでは、増田商店街を中心に、町に残る歴史的建築物やかつての暮らしの痕跡を整理・紹介しています。事業の報告会では、地域の方々との座談会を行い、昔の風景や人々の思い出を伺うことができました。その中で、増田商店街で生活を続けてきた方々のお話から、商店街が地域の生活を支え、人々の交流の場として発展してきた歩みを知ることができました。 今年度は、こうした地域の声をさらに掘り下げるために、増田商店街で現在も生活を続けている住民の方へのインタビューを行い、増田商店街での思い出や地域との関わりを記録しました。また、文献や古地図をもとに、商店街の歴史や町並みの変遷についても調査を行いました。 本書は、これらの調査・記録をもとに、増田商店街の歴史を「空間・風景の変遷」と「住民の思い出」の視点からまとめたものです。かつての増田の姿と現代の風景を重ね合わせることで、商店街がどのように変化し、今に受け継がれているのかを知ることができます。 増田商店街の記憶を記録し、次の世代へと伝えることが本書の目的です。この冊子が、地域の成り立ちを見つめ直し、未来のまちづくりを考えるきっかけとなれば幸いです。
二〇二五年十二月十二日 編者:まちの魅力みつけ隊(仙台高等専門学校 菊池研究室) 佐藤 琉人(代表)、池田 悠介(イラスト作成)、伊藤 崇太、佐々 優華(二章担当)、須貝 力、星 海輝、武藏 翔、伊藤 綾花、小川 凌虎、佐藤 瑛太、三浦 靖弘、吉田 茜、 関与教員:菊池 義浩(監修)
令和七年度「名取市学生提案型まちづくり事業」助成
2025年12月12日
まちの魅力みつけ隊 (仙台高等専門学校 菊池研究室)
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